<< home | surface live index | #5 HANDS |
<< return |
2004.11.23 SURFACE #5 @ SHIBUYA-AX |
SURFACE #5のファイナル、SHIBUYA-AXでの公演に参加してきました。まずはセットリストなんぞ。 00. フレーム(サビ部分のみ) -encore 1- -encore 2- |
|
どんなスタンスでレポートを書こうかと悩みつつも、言葉だけではうまくまとめられない気がするんで、今回もセットリストを引用しつつ…… >00. フレーム(サビ部分のみ) 開演予定の18:00を10分ほど過ぎたころに客電が落ちて、真っ暗ななか、ちょっとじらされての開演。全く情報を知らずに言ったワタクシ、いきなり「フレーム」のサビから始まってビックリ。そのまま「フレーム」をやっちまうのかと思いきや、ライブの導入としてサビのみ。 服装は椎名くんは白の長袖シャツに黒っぽいネクタイ。喬夫さんは黒い半袖Tシャツに赤と白のキャップ。椎名くんは、ほんのりぽっちゃり(笑)。喬夫さんは逆に、以前と比べるとすっきりした感じ?服装がスッキリと体にフィットしたTシャツだったからそう感じたのかも…。最近はだぼだぼ重ね着が多かったのに、何となく心境の変化?ってな感じ。 フレームのサビからという、ちょっと変則的な始まり方をしたライブだけど、1曲目から3曲目までは「アイム…」「バランス」「ジレンマ」という、こちらがノリやすい選曲。ジャンピングのある曲からだったので、一番前のブロックの左側中程に陣取っていたワタクシたち、いきなりの民族大移動に巻き込まれ、はっと気がついたときには整理番号700番台とは思えないぐらい前方に…。意図してやったんじゃないんだけど、ちょっとラッキー(笑)。……が、その最初の大移動のどさくさによりモモちゃんのピアス紛失(涙)。ちいちゃいものだから大丈夫だとは思うんだけど、ピアスが飛んできて痛かったとか、踏んずけて痛かった…とかいう方がいたらごめんなちゃい……。よく考えるとぬいぐるみについたピアスって、結構、凶器かも……。ぺこり。 そういえば、今回「よくきたな〜っ!」のかけ声、あったっけ?(記憶に無い) ><MC> 「帰ってきたぞ〜!」から始まって、#5が2004年の総まとめとしてのライブなんだ、という話題のMC。みんなに手を上げさせて「みんなの手(HANDS)の力を貸してください!」というところで第2弾ノリのいい選曲へ突入。「Super Funky」は久しぶり?“協調性がC”のところで喬夫ちゃんの背後から抱きつくような仕草をしたのが印象的。「それバイ」が終わると、スタッフさんが白にステッカーベタベタ貼ってあるテレキャスを持ってステージ中央へ。え?と思っていたら、ぬぁぁんと椎名くんがギターを!「次は新曲を。え〜、オレの方やる?」というような一言二言の会話があったあと新曲披露へ。オレの方…とか言っているってことは、これ以外にも新曲があるんだな? 前回も新曲披露してくれたし、今回もあるんじゃないかと期待していたワタクシは、期待に応えてもらえてかなり嬉しい。歌詞は微妙に聞き取れないんだけど、なんだか前向きSURFACEソングという感じでノリやすい。サビの最後のレスポンスも覚えやすい。 ><MC> 新曲披露のあとMCで曲名紹介と曲の説明。どうやらメぶっ倒れるまでがんばっても何かをやり遂げたいモという感じの曲らしい。たしかにそんな歌詞があったよ〜な。あと1年と1ヶ月で30代に突入する椎名くんが、怖いモノなしで進んできた20代を振り返り、そしてもう少しで30代になることをふまえて、今まで二の足を踏んでやれていなかったことをやってやろう!…という決意を歌った歌だとか。そして、それは、私たちに向けての応援ソングなんだとか。 新曲の話題から、前回のライブで披露した新曲「フレーム」のCDを買った人に手を挙げさせる椎名くん。勢いよく手は挙がるものの、どうやら舞台から見ていると、それは半数に満たなかった模様(苦笑)。予測してました…風のトークがちょっと気になりつつも、ここで久々の600枚買え!発言が飛び出してちょっと嬉しくなったり(笑)。 そんな話を、舌の滑りよくペッラペラとしゃべりまくる椎名くん。ふと我に帰って「あれ?オレのしゃべり、堅い?」と一言発したら、絶妙のタイミングで喬夫ちゃんのツッコミ、「しゃべるの早い」。その絶妙っぷりはさすが相方(笑)。そんなわけで、前回のライブで聞きそびれたおバカさんに向けての新曲シリーズセクション。 >08. 平和なことか 「愛の領収証」は、ツアーの最初では「愛のレシート」という題名だったとか。いろいろと考えた結果、最終的に「領収証」に決定したらしい。「領収書」ではなく「領収証」なのだそうで。愛の「証(あかし)」ともかけてあるとか。こちらの新曲は、変則リズムのヘビーロック。バックの演奏メンバーのために入れてある喬夫ちゃんの拍数のかけ声が、ボーカルの椎名くんには逆に邪魔で歌いにくいとか。ちょっと気を抜くと、メどこですか〜〜〜?(涙)モってな状態に陥る危険な曲だと。歌詞はドロドロ恋愛系(つーのか私には歌詞は全く聞き取れなかったが…)。そんな歌詞だからなのか、歌の途中でそれまではきっちり締めていたネクタイをだんだん緩めてはずし、ボタンをはずして胸をはだけると言う、プチストリップ(<言いすぎ(笑))を披露してくれた椎名くん。 そしてMCではメンバー紹介とメンバーからの一言メッセージ。ドラムのダイさんは、相変わらずお酒の話(笑)、ベースのヤマちゃんは牛タン、そしてギターのトニーさんはサッブーイおやじギャグ。そして喬夫ちゃんはここで「今回は今まで以上に歌を歌った」と発言。ここでちょっと“ん?”とは思ったんだけど、さすが相方、椎名くん、「カラオケも行ったね〜」みたいなフォローが…。が、アンコール終えて思いかえしてみれば、喬夫さんの言っていた「歌」は………。ということは、椎名くんのフォローは私らのようなネタバレ読んでない客への配慮………。頭下がります、はい。さすが椎名くん、ぱちぱちぱち…。 そして最後は椎名くんのコメント。ーライブをやるときには、いつも1本1本階段を上がっていくようなつもりでやっていたけれど、過去のライブでは、何かしら波があってテンションや体調が落ち込んだりする公演があった。でも、今回の#5は、本当に1本1本、きっちり階段を上がって、8本目のファイナルは、最初の追加公演より、7段上にあがってきているんだと初めて実感できたーーと。 やばいぞ、なんか、今日の椎名くんは、確かに今までのツアーと比べるとMCが真剣そのものだ。椎名くんの涙腺が緩むのはいつものことだけど、この調子だと私の涙腺まで直撃されそうな予感。ヤバいヤバい…とこらえているうちに、ちょっと落ち着いた曲調のセクションに突入…。 >11. こんなんだったっけ ちょっとヤバげな涙腺の私には、なんだか「君声」がじーんと……。本当に久々に「君声」を聞いた気がする…。君声ってほとんどのツアーで演奏されいてるよ…と反論はありましょうが、最近、いつも、アレンジを加えすぎて、微妙に私の中の「君声」から離れていた気がするのね。アカペラも確かによかった、いろいろなアレンジもそれなりによかった。でも、私の「君声」とはちょっと違うと感じていた。……けど、今回の「君声」は、本当に久々に「素」の「素」だった気がする。久々にいい曲だなぁ〜と、素直に感動できた気がする。 そして、今回の公演の中で、ワタクシ的に核になったと思われる「歌」→「縁」→「フレーム」へ。ワタクシ的に「歌」はキライな曲。「縁」はSURFACEとファンの間に無くてはならない曲。そして、なぜかSURFACEらしい曲と素直に受け止めることができた「フレーム」。椎名くんのMCを聞いて、なぜ「フレーム」をSURFACEらしいと感じることができたのか、はっきりと気がついた。 「歌」のころ“足下ばかり気にして、空を見るのも忘れちゃいそう”という状況だったのが、「フレーム」では“忘れちゃいけないものは、きっとこんなにも真っ青な空だろう”と、空を仰ぐことができた……「フレーム」は「歌」に対するアンサーソングなんだノと。3年前に『SURFACE』(ベストアルバム)を出して、そこで一区切りつけてしまったSURFACEにとって、その殻から出て前に進むのにエネルギーと時間が必要だった(実際の表現は違っていたけれど私はそんな風に解釈した)と話してくれる椎名くんの言葉を聞いて、1つ前のMCからちょっとヤバくなっていた涙腺がとうとう我慢しきれなくなってウルウル…。 ファンである私たちでさえ「辛い」と感じていたここ数年の状況。椎名くんたちは、もっともっと辛かったんだろうなぁ、と考えると、もう、なんだか、愛おしくて愛おしくて……。そして、そんなことを、 そんな話のあとに聞く「フレーム」は絶品でした。ほんとにありがとう。これから先、笑い合えているといいよね。その笑顔の集団の中に、私も絶対にいるからね! …って、なんだよ、ライブレポのはずがファンレターみたいになってるじゃね〜か(笑)。 ライブ的には、ちょっと尻切れとんぼっぽい感じだったけど、ここで本編が終了。「フレーム」の謎が解けてホッとはしているけど、なんか、ライブとしては不完全燃焼。そういえばジャンピングセクションが無かった!「ヌイテル?」はど〜した?「ゴーmy」は無いのか?アンコールはその系統か?? などと思いつつ、若い子たちの「もう一回」コールに手拍子しながら(ちょっとあのパワーに付いていけなかった(苦笑))アンコールを期待して待つ。 >-encore 1- ステージにライトが点いてサポメン登場。そして、喬夫ちゃん、椎名くんが引き続き登場(衣装は全員ツアーT。椎名くんのみノースリーブ仕様)。スタッフが白のテレキャスを持ってきて椎名くんに。で、口を開いたのは喬夫ちゃん。ん?喬夫ちゃん?ギター持ってませんけど? 客席から「歌って〜!」かけ声。それにあわせて、あちこちから「歌って〜!」というコール。それに対して、何やら真っ正面に真剣な顔つきの喬夫ちゃん。なんか、いつもと違う、違うぞ?あれれ?……と思っていたら、最初から歌うことに決まっていたらしい。いやはやビックリ。 喬夫氏のボーカルで、Lights Offのメンバーにも手伝ってもらって作ったという英語詞の曲を披露。客席から「真ん中で歌って〜!」というコールがあったものの、すでにイッパイイッパイらしい(笑)喬夫ちゃんを椎名くんが「ここで歌わせてあげて」とフォロー。ミディアムテンポで、結構高いキーの曲。以前に喬夫ちゃんの歌を聴いたときに、きれいな声だな…と思ったんだけど、再び聞くことができた今回の感想も、やっぱり「きれいな声だなぁ〜」。でも、その曲だけ、「SURFACEのライブ」という範疇からポコっと飛び出してしまっていた感じではあったけどね。いやいや、それが悪いってわけじゃなく、やっぱり、椎名くんのボーカルでなければSURFACEにならないのだ…と再認識できたとも言えるわけで。 そして、その後は、いつものSURFACEのライブ、それもジャンピングセクションに突入。「.5」「ヌイテル?」「そっちじゃない」。アンコールだと思うと、こっちも体力配分考えなくていいんで、心置きなく飛び跳ねることができて嬉しい。今回のセットリスト配分、過去のライブの中でもバランスがいい方に入るんじゃないっしょ〜か。そして、ワタクシ的には、最近ライブで絶対に暴れたい曲ベスト2の「ヌイテル?」と「そっちじゃない」の2曲が両方入っていたのが嬉しい。 「そっちじゃない」の前にあるMCは突発的MCだったみたい。どうやらベースがトラブっていて、椎名くんがトークで場を取り繕うことに。で、そこで話題になったのは「福岡シュークリームパスタ事件」。なんだか、ケータリングの弁当のふたを開けたら、パスタの上にシュークリームがのっていたって話だったんだけど………あれはマジな話だったのか、ネタだったのか、未だ判断つかず(謎)。 最後に挨拶をしてアンコール終了。……が、ワタクシここで気がついた。ツアーファイナルだというのに、スタッフさんたちへの感謝の拍手をせがまなかった……。最初からダブルアンコール、やる気満々ってわけね…と(笑)。 >-encore 2- 予想通りダブルアンコール。ぬあんと、椎名くん、シャツ着替えてネクタイしてるし(笑)。やる気満万どころの騒ぎじゃない。まさかトリプルアンコールもあり?…と思ったが、それは無かったけどね。 ダブルアンコールの1曲目は、新曲の「WAIT!」。本編で一度経験している曲だし、アンコールのジャンピングセクションで客側のテンションはかなりあがっているし、めっちゃめちゃな盛り上がり。客席から見ていても客の反応の良さに鳥肌立つ感じだったから、きっとステージからはか〜なり壮観な名が目立ったに違いない。それを嬉しそうに眺めている椎名くんや喬夫ちゃんの笑顔が見えると、さらにこっちのテンション上がり……と相乗効果でどんどんハイテンションへ(笑)。 そして、ラストの「アイム…」の最後の掛け合いのところでスタッフさん、サポメンへの感謝の拍手。暴れ足りないとばかりに、いつまででも続くかと思えるぐらいのハイテンションの中、ドラムヘッドプレゼントと、「おつかれ〜!」コールでライブは終わったのでありました。 どこのMCで話したのか忘れたけど、またすぐ…夏になる前にでもライブをやりたいと思っているそ〜です。
ライブを終えて、今回のライブは、ライブとしてもバランスが良かったな…と思い、そして何より、SURFACEが、なにか長く暗いトンネルから抜けたのかな……と、そんな気がして、本当に、本当に、本当にいいライブだったな…と思ったのでありました。ライブのたびに一時帰国しなくてはならないのが、最近少し辛くなり始めていた私だけど、やっぱり、これからもライブには帰ってこよう…と、そんな風に思えました。なんだかねぇ、よくわからないけど… これからもよろしくね って感じ。…変なライブレポだな(笑)。 |
Copyright (c) 2000-2005 Yoshiko "chino" Kawarabayashi |