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2003.9.28 SURFACE #4 WORM SHIBUYA-AX -Final-
ライブレポート[2003/10/05記 レポ板から転載]


SURFACE HG(笑)のWORMツアーのFinal、SHIBUYA-AXに参加してきました。
整理番号は920。

ライブに参加する友人たちと遅い昼ご飯(早い晩ご飯)を食べてから会場へ。開場17:00、開演18:00ってことだったから、整理番号も遅いし、今日はグッズを買う仲間もいなかったので17:00ちょいすぎぐらいに会場到着。数人の友人に携帯で連絡して久々のおしゃべりをしよう!…とか思ったら、すでに規制入場が始まっていて、まずは荷物をコインロッカーに、仲間とのおしゃべりも早々に切り上げて番号に従って入場。

すでに前の方は人がいっぱいだったので、後ろのちょっと高くなった部分の前から4列目ぐらいに陣取る。でも、ステージ見えない(苦笑)。しょうがないから、今日はライブレポのためのメモに専念しよう……と思ったところで気が付く。

 メモ帳をバッグに入れたままコインロッカーに預けたっ!!!(爆)

あわてて入り口の売店に走り、“AX”マークのボールペン購入(笑)。入り口で配っていたフライヤの裏にメモを取ることにする。

開演までのしばらくの間、グルグルと見回してお客の観察。気が付いたのは、男性客が多いことと、子供連れの方が数組いたこと。2階席にも子供の姿がちょこちょこ見えたけど、「関係者席かな〜」とあまり気にとめなかったんですが、1階スタンディング席の方は関係者じゃないよね〜。区画を区切っているバーの上などに座らせてステージを見せていました。ライブ中はすっかり忘れて観察しなかったんですが、爆音大丈夫だったかなぁ〜、ちゃんとステージ、見えたかなぁ〜?でも、なんだかちょっとうれしい。お子さん連れでも見に来るファンがいるんだね。

18:00 相変わらず時間きっかりにライブ開始。
まずは最初のパート。

> 1.なまくらジャック
> 2.NEWS (w/“よくきたな〜!”)
> 3.雫
> 4.君声

服装は川崎とは違って、椎名くんは黒いシャツに黒ネクタイ。喬夫さんはグレーの半袖Tシャツ?(<実はステージはほとんど見えないので肉眼では全然わからず。後ろの方に設置されていたモニターでかろうじてチェック)。

このへんの曲順は川崎と同じ。川崎レポに書き忘れたけど「なまくらジャック」では、途中で笑い声を上げる演出アリ。おきまりのメよくきたな〜!モは、「NEWS」のイントロ部分で。そういえば、「NEWS」ってアルバムver.のコーラスをライブで私たちにやらせるのかと思っていたけど、あまり歌っている人いませんでしたね。結構いいと思ったんだけどなぁ〜。

(※MCの言い回しなどはまんまではありません。そんな感じだった…ということでご了承ください。以下同様)

 「9本やってきて、ファイナルだよ! 
  今日は、いままで地方でもらってきた、声、汗の匂い、
  パワーなんかをぜ〜んぶ、全部今日のお客さんにぶつけるから」

というようなツアーファイナルにかける思いを語ったあと、

 「あ、言うの忘れてたメただいま!モ」(笑)

 「SURFACEのライブは知らない曲も歌うのがキマリだから!
  分からなくても声をだして、揺れようよ。
  今のうちに周りの人に“ごめんなさい”を言っておいてね
  “ごめんなさい”!」

というような、ライブへの注意点(?)を語ってから次のパートへ。イントロ流れてきて、踊り出す椎名くん(笑)。

> 5.きっと …“きっと”の部分を観客に歌わせる
> 6.なにしてんの …大合唱、川崎の時よりも全体のノリがいい。
> 7.闇の感情 …喬夫さんのギターは黒のレスポール
> 8.ろくでなし
> 9.こんなんだったけ

観客側もファイナルだと意識しているのか、ステージ上からのエネルギーに反応しているのか、川崎と比べると断然ノリがいい感じ。コーラスや合唱部分の声も会場中からわき起こる感じで気持ちいい。

喬夫さんのギターについてはあまりチェックしてなかったけど、黒に白い縁取り付きのレスポールと、Gibsonの335の2本をメインにして使い分けていたような。そういえば、このGibsonの335が、TOGOで名前を付けたヤツ?ラジオで採用された名前はすっかり忘れちゃいましたが(たしかフランス語で「使いっぱ」でしたっけ?)私は勝手に「みみこ(335)ちゃん」と呼んでます(笑)。

 「ステージから見ているとフリがそろっていて気持ち悪いぐらい。ありがと」
 「とうとうファイナルですよ。なんか、泣きそう。」

という話のあとで、地方でのおもしろ話を大公開。まず最初は名古屋での話。どうやら、名古屋公演のMCで、「缶ケリをやった」という話をしたらしいんだけど、その翌日も缶ケリをやったらしい。2日連続のいい歳こいたオッサン(すまん)たちの公園での缶ケリに恐怖を感じた(そりゃ怖いだろ(笑))周辺住民が“暴走族がたむろっている”と通報(笑)。パトカー来ちゃったらしい(笑)。「こうなった俺らは、もう、国家権力しか止められないから」…って……(爆)。

次は喬夫さん関連(笑)。宇都宮ライブの帰り、夜中の11時すぎに都内に戻ってきて、なにかを食べようということになったときに、喬夫さんが「ハンバーグ」と言いだし、メンバー全員、頭の中が「ハンバーグ」でいっぱいに…。夜中にハンバーグを食べられるところ…ということでデニーズに入ることに決め、みんながハンバーグを注文。そして、注目の喬夫氏は………(と、ここで、過去の例の話を知っている人たちは予測がつくよね(笑))……「フィレステーキ!」と……(爆)。

 「ファンクラブ会員は知っていると思うけれど…」

と、以前の「松屋焼き肉定食事件」まで説明する椎名くん(笑)。
(※以前に松屋の牛丼を食べたいと喬夫さんが言い出して、みんなが牛丼を頼むことにしたら、喬夫さんだけ「焼き肉定食」を頼んでみんなずっこけた…という事件)

ここで椎名くんが喬夫さんに話を振ると、喬夫さん、一言「オイッス!」。そのあと例の「うひゃひゃひゃ」笑いで客、大爆笑。

 喬夫「オレの話をそんな大きくしないで……(もごもご)……」
 椎名「大きくしてないから!」

ってなところで、メンバー紹介。メンバーに一言ずつコメントをさせながら紹介する椎名くん。

 ダイ(ドラムス):「このツアーでボクが呑んだ焼酎は何本でしょう?」
 椎名:「1日1本でも10本?呑んでも変わらないんだよね、この人」

 椎名:「次は、絡む酔っぱらいのヤマ!」
 ヤマ(ベース):「…さみしい」(ファイナルを迎えた気持ちを言ったらしい)

ここで酒を飲んだあとのヤマさんの状態を椎名くんが説明して…いたみたいなんだけど、話見えず…。分かった人います?(笑)

 トニー(ギター):「自慢じゃないんだけど、つーか自慢なんだけど、
   みんなでやった国語と算数の実力テスト200点満点だから!」

…これも話見えず。みんなで実力テストやったの?(笑)

そして、「SURFACE HGは、マネージャに“おまえら小学生か!”って言われるぐらい楽しくて気心が知れたバンドになってます」という話。いつの間にか、SURFACEは「SURFACE HG」というバンド名に変わってるし(爆)。え〜、それにしても、HGは何の略なんでしょう?「ハゲ5人ではない!」らしいんですが(笑)、川崎でも渋谷でもはっきり話してくれていませんよね…。まさか……「ハード・○イ」?(爆)。

 「…ファイナルだよ……。切なくなってきた。
  次はじっくり聞かせたい曲をやります。」

ということで第3部“グッと来るブロック”に突入。

> 10.Y字路 …ギターソロはトニーさん
> 11.ボクミタ
> 12.食卓
> 13.歌

 「“グッと来るブロック”、いつもより心を込めて歌いました。
  あ、いつもが手を抜いていたってわけじゃないのよ。」

と言う言葉通り、このブロックの演奏は圧倒されました。椎名くんの歌い方にも気合いが入っている感じだったし、演奏や音響もすごくて、目をつぶって聞いていると振動で体が揺らされる感じ。ある意味、非常に官能的なパートだったと言えるのでは…と。しっとりとした雰囲気に包まれた会場だったけど、ここで椎名くん黒シャツ黒ネクタイを脱ぎ、黒のノースリーブ姿へ。そして…

 「で、そろそろみなさんも歌いませんか?」

と、次に来るジャンピングパートに向けて会場の雰囲気を盛り上げる。「男性、イェ〜イ〜〜〜!、女性、イェ〜イ!。え〜、半々ぐらいかな?(笑)」と今回も男性客が多くなったことがうれしくて仕方ない様子(笑)。盛り上げたところで「ジャンピ〜〜〜〜〜ン!」のかけ声とともに爆走パートの開始。このパートはメモ取り断念(笑)。

> 14..5(HALF) …“いこう”のところ繰り返して歌わせる
> 15.それじゃあバイバイ
> 16.ゴーイングmy上へ …みんなで例の振り付け
> 17.ヌイテル? …w/「まだ踊れるか〜い?まだ歌えるか〜い?」
> 18.アイムファインセンキューアンジュー? …大合唱

「ありがと〜〜〜」という言葉を残して、いったんメンバー退場。会場からはアンコールのかけ声。相変わらずそろってないけど(笑)。

■アンコール

> 19.その先にあるもの

2人だけで出てきて演奏。途中からは、マイクではなく、客席に向かって生声で歌う椎名くん。演出の仕方は川崎と同じ。

 「さすがにこの会場はでかい! きんちょ〜した。
  ではSURFACE HGのメンバーを呼び出します。」

で、メンバー紹介。ドラムスのダイさんは、椎名くんの(?)2コ下らしいのだけど、引き出しが多くて、な〜んでもできる頼もしい人だと紹介。次にベースのヤマさんを呼び出した時に、どうやらヤマさん、ステージ上ででんぐり返しをしながら出てきたらしい(私のところからは全く見えず)。それに対して「後ろ、見えないし!」とツッコむ椎名くん(笑)。「体もでかいけど、態度もでかい。でも、ヤマもな〜んでもできるヤツなんだよね」と紹介。そしてギターのトニーさん。「最初の打ち合わせの時からしっかり音を聞いてきてくれていて、永谷といいディスカッションをしてくれていた」と紹介。

そして、最後に「SURFACE HGのメンバーということで、ギター、永谷〜〜〜!」と喬夫さんを紹介。そして「エンド、エンド、エンド〜?」と客席に向かって要求(笑)。会場から「椎名さ〜ん」という声が聞こえて大満足(笑)。

 「…ということで、アンコールありがと〜〜〜!
  アルバムは買ってくれているよね?(反応がちらほら)
  え〜、全部で10人ぐらい?
  ……じゃ、他の人は帰りに買ってね…。(肩を落としたフリ)
  ガッカリ、帰ろうかな………(舞台袖に向かって歩き出す…)」

というちょっとおふざけチックなおしゃべりをしたあと、次のようなMCで次の曲へ。

 「次の曲、“リミット”は、2年間悩んでいる時に、
  ふと、ファンもなにも出てこないことでモヤモヤしていたんだろうな…
  と思って それを考えて書いた曲です。
  今日はみんながオレに歌ってくれ!
  オレにパワーをください。」

> 20.リミット

曲が終わったあとの暗転している時にも「椎名さ〜ん」という声が続いているのを聞いて、

 「オレは歌い終わって汗を拭いていたりするけど、その間もみんなは
  “椎名さ〜ん”とかって、大変なんだね」

と椎名くん。ここでさらにあちこちから声がかかると、

 「おまえらおかしいよ。騒げ騒げ!1分間だけ好きに騒げ!」
  (会場中からきゃーきゃーと声があがる)
 「おまえら、本当にバカ!」

と言いつつ、なんか妙にうれしそう(笑)。じゃぁ、騒ごう!という感じで始まったのが次の曲。

 > 21.そっちじゃない

ほかの会場ではどうだったのか分からないけど、川崎では「そっちじゃない」はダブルアンコールに使われていた曲。ここにこれが入るとは思わなかったのでビックリ。でも、超うれしい。みんなもそうだったんだろうと思う。圧倒されるような大合唱。

 「みんな、あたまおかしいんじゃない?」と、椎名くんもあきれ顔(笑)。

 「エステとかダイエットとかより、今、絶対にやせてるから!」
  (と、ここで男性から“ノースリ似合ってる〜!”の声)
 「うわっ、男にそういわれてもゾッとするから。
  それに……メ知ってる!モ(笑)」
  (という掛け合いがあったあと、ダイエット話の続き)
 「今日、帰りに“カンパ〜イ”ってやらなければね。
  やっちゃっうとリバウンドでよけい太っちゃうから。
  乾杯するなら水で、水だけで!」

 「今日はファイナルにふさわしい日になりました。
  2年間も休んでしまって……今日は宣言します。
  …って、そんなすごいことじゃないから期待しないでよ。」

 「アルバムが出せないとか、曲が書けないとか言ってないで、ライブやります。
  なにも出せなくてもライブやってもいいわけだから!
  それに気が付いたから! 宣言! また近々会いましょう!」

と、“ライブやります”宣言。そして、

 「最後に、ボクの中でWARMのキーとなった曲“スチームミルク”を歌います。
  聞いてください。」という言葉とともにスチームミルクのイントロ。

> 22.スチームミルク

曲のあと、5人並んで挨拶。椎名くんがマイクを通さずに「泣きそうなのよ、今、オレ」と挨拶したあと、いつものようにツアーを共にしてきたスタッフなどに向けて拍手をするようにと観客に促す。そして、そのあとに、サイン入りのドラムヘッド3つを用意して投げる。投げる前に「今からこれ、投げるけど、ここ(エッジを指して)危ないからね。それから、取り合いしないでね。最後にさわっていた人、全員でジャンケンして。危ないから気をつけてね」と何度も何度も気遣いを見せる椎名くん。そしてメンバー退場。

ここで客電が付くけど、ここであきらめる私たちじゃない(笑)。すぐにあちこちからアンコール・コール。今回は着替える必要もないからか、比較的早く出てきてくれる(あ、そうそう、書き忘れたけど、アンコールではツアーTを着ての登場。椎名くんはノースリーブに改造したものを着用)。

 「“またすぐに会いましょう〜!”とは言ったけど、早すぎるから!(爆)
  もう1曲いっちゃいましょうか。」

さっき、「そっちじゃない」をやっちゃったので、なにをやるのかな〜?と思ったらこの曲!

> 23.アイムファインセンキューアンジュー?

最初に演奏したときにもまして客の合唱も気合いが入ってる。こっちが“アイムファインセンキューアンジュー、アンジュー!”と歌うたびに「明日からそう言えるようにな!」と声をかけてくれる椎名くん。曲が終わると名残惜しそうな退場。よく見えなかったけど、椎名くん&喬夫さんの絡みシーンあった…ような。見えなかったよぉ〜。

メンバーが退場して客電点いて、もう一度アンコールをしたけど、すぐにメガホンの係りの人が現れ、みんなあきらめて退場。

もっと一緒に騒いでいたかったという気持ちと、完全燃焼したという気持ちが半々だったけど、とにかく、いいライブでした。帰り道、1人になってからライブの様子を思い起こして、「今までで、いちばんいいライブだったかも」と感じた私でした。ステージ見えないようなところで見ていたけど、そんなの関係ないぐらいの、いいライブ。観客とステージの関係も、以前にもまして親密になっていたと感じたライブでした。

家に帰り着くまで、頭の中では、“アイムファインセンキューアンジュー?アンジュー?”の大合唱部分がず〜っとリピートされていたのでありました。

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