■成長システム

■成長するもの
■レベルが上がったら必ず!…【ステータススキル】振り分けについて
□コラム:【作戦】について
■習得したスキルって?…【タクティカルスキル】について
■ヒーリング(HP回復魔法)って、いつ、誰が覚えるの?


■成長するもの

SO3も大多数のRPGと同様に戦闘で経験値を得ることで【レベル】が上がる。レベルが上がるとパラメータも自動的に上がっていく。でも、SO3では、レベルが上がったときに、さらに自分で【ステータススキルの振り分け】をやらないとダメ。これ要注意。

さらに一定のレベルに達すると、スキルを習得する(レベルアップ画面で左に表示されるもの)。習得するスキルには【バトルスキル】【タクティカルスキル】の2種類がある。バトルスキルには攻撃ボタンに設定して使うスキルと、【補助スキル】があって、タクティカルスキルには、戦闘中使えるものと、キャンプ画面で設定するものがあって……と複雑。この辺のことをちょっとでも話しておければ…と。

■スキル
 ●ステータススキル(キャラの成長、オートキャラの行動に影響)
 ●バトルスキル
  ・バトルスキル(攻撃ボタン ○S/L,×S/Lにセットして使う)
  ・補助スキル(バトルスキルの“補”にセットして使う)
 ●タクティカルスキル
  ・戦闘中のみ使えるコマンド(戦闘中△ボタン→T.SKILLで選択)
  ・ステータス画面で設定できるもの(戦闘中にも変更可能)

バトルスキルは使うと「熟練度」が上がる。使い込めば使い込むほど威力、継続時間、HIT数などが増えるのだ(技によって成長する要素は違う)。キャラごとにバラエティ豊かなかので解説はまた別の機会に…。

 

■レベルが上がったら必ず!…【ステータススキル振り分け】について

戦闘終了後レベルが上がったときの右中央の2番目に表示されるSKILL.POINTS。これが貯まったら【ステータススキル】の振り分けをする事。知らないと損をするので要注意。

キャンプメニューの「スキル」→「スキル設定」で、さらに「STATUS」を選んで次の4つの要素のどれを成長させるか決めなくてはならない。

「生命力」→最大HPを上昇させる
「精神力」→最大MPを上昇させる
「攻撃術」→(オートキャラの行動に影響)接近戦を好むようになる
「見切り」→(オートキャラの行動に影響)敵と距離をおくようになる

最初の2つはわかりやすいけど、後の2つはわかりにくい。どれに重点をおいて成長させるのがいいのか……ぜんぜん分からないよね…。なので、私なりの考えなど。

 
■まずは「生命力」と「精神力」

HP/MPは戦闘中に0になったら戦闘不能になる大切なパラメータ。なので、まずはこちらに重点的に割り当てた方が得策かと。生命力、精神力の両方を平均して1つずつ上げればいいのだけど、クリフやロジャーなどMP成長が低いキャラは精神力を一歩先に成長させるといいかも。最大(MAX)は10。下の2つを上げる前に、こちらを先に両方MAXにしてしまってもかまわない…と思う。

 
■「攻撃術」「見切り」への振り分けは慎重に…

「攻撃術」「見切り」は戦闘中オートで動くメンバーの行動指針を決めるパラメータ。このステータススキルの数値・バランスと、作戦の設定で行動が決まる。HP/MPと違い、MAXにすればいいワケではないのがやっかい。

さらにやっかいなことに、【作戦】は変更することができるけれど、「攻撃術」「見切り」は一度上げたら戻せない。上げると不利になる場合も多いので最初は特に慎重に。

■接近戦に耐えられるキャラクタ(接近戦で連続させられるバトルスキルを多く持っていて、DEFが高い)は「攻撃術」を上げればいい。クリフ、アルベルがこのタイプ(低レベルのアルベルはDEFに多少不安があるが)。

■遠距離からのバトルが得意なキャラクタ(DEFが低く、遠距離ポイントからのバトルスキルが多い)は「見切り」を上げるのを優先する。マリア、ソフィア、ネルなどがこのタイプ(ネルは接近戦用にすることも可能だがDEFが不安なので装備で強化できるまでは「見切り」を重視)。

■接近戦バトルスキルも持っているが、連続コンボがしづらいキャラクタは「攻撃術」と「見切り」を平均して上げていくと、攻撃→ステップで間合いを取る→攻撃…という行動をとってくれる。フェイト、ロジャー、スフレがこのタイプ(スフレはDEFが低く、さらにDEFを強化できる重装備を装着できないので最初は自分で操作するか、「見切り」を先に育てるほうがいいかも)。

上の指針もあくまで私の意見なので実際にやって試してみるのがいちばんいいのだけど、数値は“戻せない”のであくまでも慎重に。というわけで、私なりのキャラ別割合は…

【クリフ】 10:5〜10:10(攻撃術を優先し、後から見切りをちょっと)
【アルベル】 10:5〜10:10
【マリア】 5:10(見切りを優先しHP/DEFが高くなってきたら攻撃術も)
【ネル】 5:10
【ソフィア】 1:10(攻撃術は上げない方が吉)
【フェイト】 5:5〜10:10(両方を平均してアップ)
【ロジャー】 5:5〜10:10
【スフレ】 5:5?

上げられる数値はついついMAXにしてしまいがちな私なので、結局10まで上げることが多かったけれど、攻略本などによると、5:5や8:8などで止めるほうがいいと書いてあることも。あくまでも、上のは割合的にそんな感じ…ということで。スフレは…あまり自動にしなかったので微妙によく分からない…あしからず。

 

□コラム:【作戦】について

話はちょっと横道にそれるけれど、キャンプ画面の「作戦」の設定について。

オートキャラの行動は、上で話したステータススキルと「作戦」の影響を受ける。無難なのは、全員「バランスよく行動する」にすることだけど、キャラ成長やバトルメンバーの組み合わせやエネミーの傾向などに合わせていろいろ試してみるのも良いかも。試すときに考慮すべき点は…

「全力で攻撃せよ」
残りHP/MPなどをほとんど考慮せず、とにかく攻撃するらしい。ケアしてあげられる後方支援役がいるときのクリフやアルベルに使うと効果的かも。

「Gutsを温存せよ」
Gutsが50以下になると一休みするらしい。見切りを育てたネルやマリアに設定しておくと、前線で戦っている自分の操作キャラがピンチ(戦闘不能など)になって操作を切り替えたとき、待機している確率が高くなるので便利。

「なにもするな」
Guts温存と似たような状況で使うための究極の設定。次々と切り替えて自分の思い通りの技を出したい…とか、遠くに立たせておいて他の2人がピンチになったときだけ切り替えてアイテムを使うとか(あんまりそういう使い方はしない(笑))。でも、強敵相手にカウンタオーラを利用したいとき、DEFが高いフェイトなどを立たせておくという作戦はありかも。「なにもするな」キャラは常にGuts100%なので、小攻撃は必ずプロテクト。「なにもしない」設定のキャラは攻撃回避もしないので大攻撃や紋章術は受けっぱなし。DEFの低いキャラを敵の近くに放置するのは危険。

「回復に専念せよ」
ソフィア専用の設定。物理攻撃をして欲しくない…とこの作戦にするのは意外と間違い。回復以外の行動が通常攻撃になりがち(したがって敵の近くに寄ってきて危険)。「バランスよく行動せよ」にしておくと、ちゃんと回復もしてくれるし、過度な通常攻撃をあまりせずに紋章術での攻撃をするようになる。

 

 

■習得したスキル……って?【タクティカルスキル】について

戦闘後のレベルアップの画面で左側に出ている“LEARND SKILL”(習得したスキル)。スキル設定のBATTLEのところで設定できるヤツはわかりやすいんだけど、「エネミーサーチ」とか「挑発」とかって見たような気がするけど、何? どこで選べるの?……と思っていたりしませんか〜?(私は思った…)

ここで表示されるスキルには、【バトルスキル】【タクティカルスキル】の2種類がある。さらに、【タクティカルスキル】には、キャンプ画面で設定できるものと、戦闘中の△コマンドで開ける戦闘キャンプの【T.SKILL】でしか選べないものの2種類がある…のだそうだ。わからね〜っつ〜のっ!

バトルスキルについては別の機会に話すとして、ここでは分かりづらいタクティカルスキルについてだけ。習得できるのは、各キャラ同じスキルだけど、習得するレベルがそれぞれ違う。

■【T.SKILL】(戦闘中のみ)で使えるスキル
 ・挑発:エネミーを挑発して自分に引きつける
 ・エネミーサーチ:エネミーの名前/HP/MP/弱点・耐性などをチェックする

■キャンプ画面スキル設定の「TACTICAL」で設定できるスキル(戦闘中にも設定を変更可能)
 ・バーサーク:攻撃力1.3、Guts消費1/2、防御力80%ダウン
 ・カウンタオーラ:プロテクトしたときの設定

「挑発」…は、レベルが低いメンバーが襲われていたり、戦闘不能になっているメンバーを生き返らせたいけど敵がそのメンバーの近くにずっといて困る(生き返らせてもすぐにまた攻撃されて戦闘不能になるから)…という時などに使うのが効果的。バトルに余裕がないうちはほとんど必要なし。

「エネミーサーチ」…は、初めて会うエネミーの弱点なんかを知るのに便利。ただし、情報を見ている間もバトルは継続するので情報をじっくり読んでいると攻撃されたりするので要注意。情報は画面左上に表示される。

「バーサーク」…は、ON/OFFを選べる。通常はOFF。バトル中にも切替可能。攻撃力を上げGuts消費を少なくして全力攻撃ができるけど、防御力がメチャクチャ下がる…。イベント戦のバトルコレクション1分撃破を取りたいときなど、特別な場合にしか使わない…かな。

「カウンタオーラ」…は、実はレベル上げで覚えるものではなくて、「カウンタオーラ習得書」というアイテムを拾うと設定できる種類が増える。ON/OFFと、種類を選択可能。相手の小攻撃をプロテクトしたときに、どんな効果を付けるか…の設定。最初は少ししかないので選びようがないけど、習得書を拾うとどんどん増えて、どれを選んだらいいのか分からなくなっていく…。私が好んで使っていたのは相手を気絶させるもの。ダメージを与えるものや、自分を回復するものもあるのだけど、やはり戦闘を有利にする“気絶”(頭の回りを星が飛んで動けなくなるヤツ)が好き。ということで、深く考えたくない人は、気絶系の範囲が広いものに付け替えていくと良いかと。キャラクタごとに設定できる(というのか設定する必要がある…と言うべきか)。「スタンダード」→「エイミング」→「ワイドエイミング」と付け替えていくといいのでは…(2WAYは使いどころなし)。OFFにする利点は全くなし。常にON!

そのほかにも、物語後半になるとスキルブックで覚えられるものも出てくるけれど、とりあえず自動で覚えるものは上の通り。

 

■ヒーリング(HP回復魔法)って、いつ、誰が覚えるの?

「スキルブック[サポートスペル]」…という言葉から紋章術ヒーリングを覚えることができる…と想像できますかぁ?…私はできずにしばらく使わずに損をしました……。

SO3では、ソフィア以外のキャラは自動では紋章術(魔法)を覚えない(DC版では攻撃紋章術を他のキャラも覚えるらしい)。ヒーリングを覚える方法は1つだけ。スキルブックを読ませる(使う)こと。

回復補助系魔法は「スキルブック[サポートスペル]」という本、
攻撃魔法は「スキルブック[アタックスペル]」という本を

覚えさせたいキャラクタに“使う”ことで覚える。さらに覚えた後に、バトルスキル設定の“補:”のところに設定しておかないとバトル中に使うことはできないので要注意(消費CPは2)。それぞれ使えるようになる紋章術は下に示した通り。本当に下位の魔法しか覚えられない…ということっすね。また、紋章術は、Gutsが20%以下の時に唱えてもMISS(失敗)してしまうので要注意。味方のHPが危ないから…と焦ってGutsを確認せずにヒーリングしてもMISSしたら時間とMPの無駄(詠唱できないのではなく、詠唱した後にMISSになるから余計にショック)。Gutsチェックはぬかりなく。

回復補助魔法のサポートスペルは世界に4冊のみ、1冊目はノートンが落とし、2冊目はカルサア山洞のボス(アースプルート)が落とす、3・4冊目はバニッシュリング入手後にしか取れない(カルサア修練場とモーゼル古代遺跡B1F(地下水脈から入れる))。物語中盤までは2冊しかないわけなので、覚えさせる人を慎重に選ぼう(フェイト、ネル、マリアあたりが無難)

アタックスペルも同様に数冊しかないはず。それほど重要ではないので、最後には余るかも…。1冊目はアーリグリフ地下水路、2冊目はカルサア修練場、3冊目はベクレル鉱山……その後は覚えてないっす。

■スキルブック[サポートスペル]
 ・ヒーリング(HP回復。回復量はINT値や熟練度で異なる)
 ・アンチトード(毒回復)
 ・サイレンス(敵1体の紋章術沈黙化(一定時間のみ))

■スキルブック[アタックスペル]
 ・ファイヤボルト(ホーミング性のある火の玉で攻撃(火属性))
 ・アイスニードル(氷のダガーで攻撃(水属性))
 ・アースグレイブ(地面から生える岩で攻撃(地属性))

 

 

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